函館記念(2015年)の枠順から展開を予想。注目馬5頭をピックアップ!
函館記念の枠順
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 重量 | 騎手 |
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1 | 1 | ヤマカツエース | 牡3 | 53.0 | 池添謙一 |
1 | 2 | サイモントルナーレ | 牡9 | 49.0 | 井上敏樹 |
2 | 3 | ハギノハイブリッド | 牡4 | 56.0 | 藤岡康太 |
2 | 4 | エックスマーク | 牡6 | 55.0 | 三浦皇成 |
3 | 5 | ダービーフィズ | 牡5 | 54.0 | 岩田康誠 |
3 | 6 | サトノプライマシー | せん6 | 55.0 | 丸山元気 |
4 | 7 | ラブイズブーシェ | 牡6 | 57.0 | 古川吉洋 |
4 | 8 | アーデント | 牡6 | 56.0 | 武豊 |
5 | 9 | ホーカーテンペスト | 牡6 | 54.0 | 四位洋文 |
5 | 10 | リベルタス | 牡7 | 54.0 | 吉田隼人 |
6 | 11 | エアソミュール | 牡6 | 57.0 | M.デムーロ |
6 | 12 | デウスウルト | せん7 | 55.0 | 川田将雅 |
7 | 13 | レッドレイヴン | 牡5 | 56.0 | 柴山雄一 |
7 | 14 | ヴァーゲンザイル | せん7 | 54.0 | 田辺騎手 |
8 | 15 | ツクバコガネオー | せん7 | 54.0 | 勝浦正樹 |
8 | 16 | マイネルミラノ | 牡5 | 56.0 | 丹内祐次 |
人気薄が内枠に
データ的には内枠が有利とされている函館記念。今回実力上位とされている馬はほとんど中~外目に入った。
1番人気が有力視されているエアソミュール(M.デムーロ)は6枠11番。GⅠを立て続けに勝利して人気急上昇中の川田将雅騎手が手綱を握るデウスウルトは隣の6枠12番。前走巴賞(OP・函館芝1800m)を逃げ切り勝ちしたマイネルミラノは大外の8枠16番。
逆に人気薄の馬が内枠に集まった。差し馬のヤマカツエース(池添謙一騎手)は最内の1枠1番に。同じく差し馬でGⅡ馬のハギノハイブリッド(藤岡康太騎手)は2枠3番。さらにこちらも差し馬で前走巴賞(OP・函館芝1800m)では5着と届かなかったエックスマーク(三浦皇成騎手)も内目の2枠4番に入った。
展開の予想
終いの脚を活かす馬が内枠に集まり、先行・逃げ馬が中~外目の枠に入ったという印象だ。函館の2000mは最後の直線こそ260mと短いが(JRAの主要10つの競馬場の中で最も短い直線距離)1コーナーまでの直線は476mと長めでテンは速くなりやすい。
逃げそうなのはマイネルミラノとサトノプライマシーの2頭くらいだが、両馬とも位置や隣の馬の脚質を考えると逃げやすそうな体制である。この2頭が逃げ、この後ろの好位を付けようとする先行馬の争いが激化しそうだ。中~外から内の好位を狙って被さってくるように前へ出てくるだろう。内目の差し馬勢は中団好位を狙って早めに仕掛けるといった感じか。
前記事でも記した通り函館記念は内枠の先行・差しが有利だ。内、中、外の相手関係を見ながら展開を予想して好位から差してきそうな馬と先行して残りそうな馬を狙ってみたいと思う。
注目の5頭
レッドレイヴン
前走の巴賞(OP・函館芝1800m)では大外をまわり、4コーナー手前からは抜群の手応えで早めに前へ上がってき直線では2着争いを抜けて2着に入着。逃げるマイネルミラノには届かなかったが本番の函館記念では好走しそうな気配を示したレースだった。鞍上の柴山雄一騎手も今年は好調。前走に比べて頭数が増えるが、中団好位から早めに仕掛ける予習も前走でできているし、好走に期待。
リベルタス
こちらも前走巴賞で3着馬。前走から斥量-2kgで真ん中目のこの枠なら良い位置でポジションが取れそうだ。鞍上の吉田騎手も攻撃的な騎乗スタイルも出来る騎手だし積極的に好位を狙いにいってくれそうだ。あとは直線で馬が粘ってくれれば。
エックスマーク
枠も斥量も良く、条件的には悪くない。鞍上の三浦騎手は北海道が得意という印象があるが、馬群を捌くのはあまり得意じゃないというのが若干不安ではある。せっかくの好条件なのでものにしてほしいところ。
ラブイズブーシェ
ここ何戦かは騎手の乗り替わりも続き、成績も4戦連続で2ケタ着順と不調が続いた。昨年の函館記念を制しており、本来は決して弱い馬では無い。今回主戦の古川騎手に4戦ぶりに戻ることだし、休みを挟んで調教でも好タイムを出している。枠も良いし斥量も前走から-2kgの57kgで条件は良い。変わり身に期待したい。